1708プラス実行委員会オフィシャルサイト

Project 1708Plus

「1708プラス(イチナナゼロハチプラス)」とは

 太平洋戦争により暗い海底に眠ったまま忘れ去られていこうとする沈黙の犠牲者に光を当て、検証と慰霊を通しこの事実の記録と記憶を叡智として後世に残してゆくという趣旨に則り、特に北海道内の水域で行うものとして、1945 (昭和20)年8月22日、樺太からの3隻の引揚船が留萌沖で国籍不明の潜水艦から攻撃を受けた「三船殉難事件」(※)による犠牲者を慰霊し、海底での調査と遺骨収集を行い、この惨事の周知活動をさまざまな方法で行う事業です。

事業名の「1708」とは

 「三船殉難事件」の3隻をあわせた1,708名とされる犠牲者数をさし、厳密な乗船者名簿等がない混乱した状況下で実際の犠牲者はこの数を超えている可能性の高いことを、「プラス」という語で表しています。
 また本事業は、事件当日の8月22日に同じく引揚者輸送中の能登呂丸が旧ソ連軍の航空機に攻撃を受け沈没するなど、北海道全域ではこれらをあわせ太平洋戦争を原因とする戦没船が100トン以上の鉄鋼船だけでも57隻存在し、それによる犠牲者の相当数がまだ船と共に海底に眠っている事実も視野に入れ、これらの慰霊・調査・周知活動も可能な限り並行して推し進めていくものです。

(※)三船殉難事件

 1945 (昭和20)年8月9日の対日参戦により樺太に侵攻した旧ソ連軍から一般市民を疎開させるため婦女子・高齢者など民間人を乗せ樺太の大泊港から北海道の小樽港へ向かった3隻の引揚船が、8月22日朝、いずれも国籍不明の潜水艦(のちに旧ソ連太平洋艦隊所属の潜水艦と判明するが日露両国の政府はこれを公式には認めていない)に攻撃を受け、小笠原丸と泰東丸が沈没。辛うじて沈没を免れた第二新興丸をあわせ1,708名の乗客乗員が犠牲となった事件です。

小笠原丸小笠原丸

泰東丸泰東丸

第二新興丸第二新興丸

【事業の詳細な内容】

(1) 小笠原丸と泰東丸への潜水慰霊と、1984年に事実上日本政府が打ち切った遺骨・遺留品の捜索および収集。
(2) (1)によって回収した遺骨と遺留品を遺族・関係者へ返還する。また調査結果のデータおよびその成果物である映像を奉賛会、博物館等の関係機関に寄贈する。
(3) 広く一般を対象とした上映・展示・講演会などの開催による、「三船殉難事件」の周知活動。

【ご支援とご協力のお願い】

(1) 金品寄付による活動支援と、募金活動への参加。
(2) 潜水慰霊および遺骨・遺留品捜索の現場における技術・人的支援。
(3) 本事業の告知・周知活動。